わたあめつづり  
 
- - - - - 喋れば舌先でとけてしまうとるにたらない思い 
                            なんかを
                                          





11月3日




Mと作った「心音2」から10年経っているんだな。
お互いにいろいろあった10年だった。

今日懐かしい人のブログを読んで
元気に活躍していることを知り、嬉しかった。
それでなんとなく放りっぱなしのざらめも覗いてみたわけで。

思えばあれから…やっぱり9年か。
ちょうどその頃わたしの詩作も上り調子?で
ネットで詩の仲間とも知り合い
いろんなことが始まっていくような期待に満ちた
そんな気持ちでいた頃だったな。

あれから10年。
まだかろうじてここにいましたか、わたしよ。

彼のがんばりを見て
すこし詩が書きたくなったのだった。



6月24日




金曜日は紙子の合評会だった。
本音を言えば、最近は詩への執着が薄れているため参加しようかどうかいつも迷ってしまう。
ずいぶん前には自作の詩に対する変な自信があったのだけど
それも薄らいできた(ある意味それは良いことなのかもしれないが)今
なんだかどうしていいのかわからない気持ちだ。

それでも
紙子を辞めたくない自分もいる。
おそらく紙子を辞めることは詩を辞めることにつながるだろう。
今のところどうやらそれはイヤらしい。

まわりの人たちが詩集を出してゆく。えらいなーと思う。素敵だなーと思う。
みんな詩が好きで文章が好きでそうしてそのことでちゃんと努力もしているのだ。

一方、詩を書かなくなった詩人たちもいる。
わたしの好きだったeさんとかも今は書いてないと聞いた。あんなにすばらしい詩書いてたのに。
勿体無いと思ってしまう。

書き続けることって難しい。人生にドラマなんてそうは起こらないから。

マクロビの本を読んでいたら、こういう言葉に出会った。

「賢者は歴史から学び、愚者は体験から学ぶ」

愚かな詩ばかり書いてきました。
今までの詩を否定するつもりはないけれど、メカウロ。
でもそれを踏まえた上でやっぱり、愚かな道を行くんだろうな。

今はぎりぎりでも
紙子に載せる詩を書いていくことだけでも
真面目にやっていこう。